TALK
PROFILE
- 奥田 尚弥Okuda Naoya
- 2012年入庫
香芝支店 融資課 課長代理 - 高田支店渉外課を経て、2017年香芝支店に異動。現在は融資課課長代理。“今を生きる”を常に意識しており、“目の前のお客様に真剣に向き合うこと”“仕事に対するスピード感”を大切にしている。堀口社長においしいパスタの作り方を教えてもらうなど、仕事以外の話題でも盛り上がっている。
- 堀口 敦由さんHoriguchi Nobuyoshi
- 株式会社インディゴ 代表取締役
- 大学院修了後、近畿日本鉄道にてあべのハルカスの建設や天王寺公園整備（てんしば）を担当。2015年株式会社インディゴを起業。香芝本店で奈良（ＬＯＣＡＬ）に根ざした建築事業を行うとともに、大阪（ＣＩＴＹ）でカフェを展開するなど表現活動も行っている。
何気ない出会いが
揺るぎない縁に
堀口社長との出会いは、あるお取引先の社長からのご紹介でした。実際にお会いし、インディゴ様の幅広い事業内容や社長のお人柄、枠にとらわれない考え方に触れ、社長の事をもっとよく知りたいという思いに駆られました。
奥田さんの第一印象は、ごく普通の人でした（笑）。その当時、新たな金融機関との取引きの必要性を特に感じていなかったので、最初はそんなにインパクトはなかったですね。ただ、“タイミングの良さ”がすごく印象に残っています。他の金融機関とのやり取りで疑問をもったタイミングでふらりと会いにきてくれる。そのようなことが続き、不思議な“縁”を感じましたね。
本当ですか？私は社長とのお話の中で、多くの“気づき”があることが嬉しくて会いに行っていました。「これ読んだ？」とおすすめの本を教えてくださるなど、仕事と直接関係のない話からも多くの学びがあり、人としての魅力に惹かれていきました。
奥田さんは“営業とクライアント”という枠を越えて、興味をもって真摯に話を聞いてくれるんです。話をするたびに、純粋で正義感が強い人だなと思うようになりました。
人と人との信頼のもと
ちゅうしんをメインバンクに
最初に提案してくれたのはプロパー融資でしたね。スタートアップ企業にはハードルが高い印象だったので「そんな提案をしてくれるのか」と。
社長を当金庫としてもぜひ応援していきたいという気持ちが強かったので、プロパー融資を提案しました。コロナ対応融資をきっかけに当金庫をメインバンクにしてくださったわけですが、取引行を一本化するのは社長にとってもリスクがあったと思います。ご決断いただけた理由は何ですか？
一言で言えば“人”で判断しました。僕が大事にしていることは、“誰から借りたいか”なんです。その“人”というのが、自分の話に興味をもちいつも最適な提案をしてくれる奥田さんでした。コロナ対応融資の提案は他の金融機関からもありましたよ。ただ、奥田さんの提案は他と違いとても具体的でした。本当に必要かどうかをしっかり考えてくれているな、と。返済額や利息の軽減額などを“見える化”してくれたことには感心しました。
ありがとうございます。私はインディゴ様の、建築業の枠を越えた事業内容や社長の考え方に将来性を強く感じていました。そんなインディゴ様からメインバンクとして選んでいただけたことは非常に嬉しかったです。
業界の枠を越えて、
共に変革を目指す
堀口社長は現在、再度大学に通ってVR技術を学ばれていると聞きました。建築業界でもVRやARなどのデジタル技術が必要な時代なのですね。私も金融知識だけでなく、さまざまな業界の最新情報を掴む大切さを実感しています。
建築業界の非効率な部分を、少しでも効率的にしたいという思いからVRの研究を始めました。しかし、ただ単に新しい技術を取り入れるだけでは業界は進化しません。私は業界の常識であっても「変だな」と思う部分をどんどん変えていきたい。カフェなどの異業態との融合で、より親しみやすい建築士事務所にしようとしているのもその一環です。私が業界の枠を越えたイノベーションに挑戦しているように、奥田さんにも金融機関をどんどん改革してほしいですね。
確かに、金融機関にも変えてはいけない部分とイノベーションが必要な部分があると思います。これからも社内外問わず、時代を見据えた提案していきたいと思います。私の仕事に対するこだわりは、常にお客様の目線にあった提案を最適なタイミングで行うことです。私はインディゴ様が建築業界に変革をもたらすと信じています。
期待を裏切らないようにします（笑）。人が人を本気で支援することで育つ企業は、この奈良にもたくさんあります。ちゅうしんと奥田さんには、それを期待しています。これからも、“人と人との繋がり”を大切にし続ける信用金庫であってください。
※内容は全て取材当時のものです
